曽祖父が熱心な真宗門徒だったことは以前書いた。
その曽祖父が持っていた「歎異抄講和」。
大阪にある寺の住職が書いたものらしい。
祖父も大切にしていたようだが、80年程の年月で痛みが激しくなっていた。先ごろ父が修復するよう依頼していて、今日それが届いた。
ページをめくると壊れてしまうのではないかという状態が新品とはいかないまでも手にとってちゃんと読めるようになっていた。
本の間にいくつか興味深いものが挟まっていたのだが、そのうちのひとつ。昔のチラシ。
今井牛肉店。
紺屋町新道、とある。ほりえ生花から土橋郵便局へ抜ける道。大正終わりか昭和初期に出来た道。
私が子供の頃通った入江そろばん塾(一階は床屋さんだった)の隣にあった店らしい。
「比類なき肉の大売出し」
すごいコピーだ。