続々 谷川へ

自転車で谷川寺へ行った話の続き。
谷川寺と地主神社へ行った後、原島(はるじま)を北へ向かい、柳島(やまじま)で矢部川と星野川を渡り、祈祷院から津江(つのえ)へ。
津江にある結婚式場いわ井の手前から左折し、旧往還道へ。

この道は江戸時代(ひょっとするともっと前?)からある福島と黒木を結ぶ主要道で、昔の幅に近い一間半位の道幅が続いている。
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途中から道沿いに用水路が続く。
以前は玉石で護岸された美しい水路だった。
景色もきれいで、風も気持ち良かったので、バイクで配達する時などは必ず通ったのがこの道。
久しぶりに通るとコンクリートで塗り固められるところもあり、随分様子が変わっていた。
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携帯電話のアンテナの右手、緑が見えるのは「鈍土羅(どんどら)の大樟」。
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近くで見るとこんな感じ。
昭和57年に教育委員会が作った看板には、「根回り31.2m、樹高30.2m」とある。
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手前にあるのは石棺。前述の看板によると、熊襲討伐に従い戦死した将士を埋葬したと伝えられると書いてあった。石棺は大正期に樟の根元から土器と一緒に発掘されたもののようだ。
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大樟からはそのまま西へ。
わずか2時間余りの楽しいサイクリングだった。

ところが、東唐人町、西唐人町、土橋へと景色を楽しみながら自転車で走っていたところ、あまりにキョロキョロしていたのが不審がられたのか、後ろから来たパトカーに呼び止めらた。
どうやら自転車泥棒が横行しているらしく、自転車をいつどこで手に入れたのかとか住所や名前を尋ねられた。それは別に構わないのだけど、さすがに自分の地元、それも周りは知っている人達ばかりのところで警察に職務質問(しかもその内容が自転車泥棒!)されるのは恥ずかしい。
知人と会ったときに、僕はやっていません!というのも変だし、ただひたすら知人が通りかからないことを祈る数分間だった。
という落ちまでついた谷川行きの話。