聞き取りメモ 1

店をしていると、買い物だったり、遊びに来られたり、ふらりと立ち寄ったりと色んなお客さんに来て頂く。
近所に住むKさんは3番目のふらり派だ。
今年で90歳のK翁は少し前まで衣料品店を営まれていた。
先日お見えになった際、少し昔の話をお聞きしたので、忘れないようにそのメモを書いておく。

Kさん、終戦後復員して古物商の免許を取得。
久留米で民間に放出される軍服など色んなものを買ってきては販売した。
販売の形態は二つ。

ひとつは八女で行われる古物の交換会。
交換会は黒木の本分、近所だと唐人町など2、3カ所で行われた。
唐人町での交換会は熊本出身の元気もんH氏宅で行われた。

もうひとつは実際の販売。
大きな風呂敷を抱えて国鉄に乗って博多まで出かけ、どこかの寺で行われていた市のような場所で販売。
仕入れの2、3倍で売れたとのこと。

その後、昭和26~27年頃に八女で建物を譲り受け衣料品店を始めた。

というところまで。
またお会いしたら続きを聞くつもり。