外堀を歩く 2

まとまらないまま本編は続く。
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今回の写真は明治期の八女福島の地図。ちゃんと調べると年代がわかるはずなんだけど、時間がないので紹介だけ。

右上から途中で右に折れて右下へ伸びる広い道がある。これが旧国道3号線。つまり土橋商店街の道。
先日紹介した江戸期の地図にある旧往還道沿いに市街地が広がっている。
国道442号線(以前は県道と言っていた)はまだ無いが、西の方から伸びてきているのはわかる。
横町町家交流館の駐車場になっているところに郵便局、紺屋町のもつ蔵近辺に福島町役場、このみ園から南に入ったところに税務署(菱形のマーク)と八女郡役所(楕円)が見られる。

点線で描かれた道は現在も残っているところもあれば、無くなっている道もあり、今の地図をよく思い出しながら比べてみると面白い。

それから、さらに面白いのは福島城の本丸と二の丸部分。江戸時代の地図と比べてみると田んぼになってはいるものの内堀の様子ははっきりと見られる。本丸の櫓台跡の高台もちゃんと描かれている。また、古松町や矢原町の裏側など一部分だけだが、中堀だったと思われる場所もちらほら目に付く。
福島八幡宮の文化池はL字型だ。そこから西へ外堀跡水路が流れているのは今と同じ。それを辿っていくと喜多屋さんのところで城北の外堀跡水路と合流している。この前歩いてみて、これも現在とほぼ同じということが判った。(続く)