記録映画

家具を作っているSさんに誘われ、さらに数人を誘い、記録映画を観た。

四国の山中で焼畑を行っている集落と東北の木地師の暮らしを映したものの2本で、40年程前に民族文化映像研究所が数年掛かりで製作したものだ。

何十年というサイクルで太古から続けられてきた焼畑という農法と、数種類の斧を身体の一部のように操り、木を倒すところに(厳密に言うと森の中に住まい兼作業場となる家を建てるところから)始まり、木地を粗く掘り出し、手回しの轆轤で引いて行くという木地師の仕事。
どちらも話には聞いていたし、書かれていたものを読んだこともあり、知識としては知っていたものの、実際に映像として観てみるとこれが実に面白い。目の前に映し出された人々の力強さに圧倒され、映像という記録の手法が持つ説得力にすっかり惹き付けられてしまった。

今回観たのは、日本の姿というシリーズの内の2本。
近隣の図書館に6本あり、借りられることがわかったので、5月20日に別の2本を観ることにしている。
時間は午後8時から、当店にて。

一緒にご覧になりたい方は、どうぞお越しください。

外から見ると、真っ暗な店内にぼんやりと灯りが点いていて、少々怪しげな集まりに見えるかも知れないけれど、御心配なく。