うどんとそうめんを入れているツリゴジョウケ。
一昨日、広川から酒粕を買いに来ていただいたお客さんがこれを見て、自分はこれで商売をしていたといろいろ話をして下さいました。
新代の古賀にお住まいのこのおじいさんは自分でも竹の小物を作りながら、広川の職人さんたちが作る小物を販売されていたそうです。
写真の籠にはフタがあり、私の父たちの代は懐かしいと言っていましたが、夏場に炊いたご飯を布で覆い、この中に入れ、風通しのよい所にぶら提げていました(もちろん、私は知りません)。
このおじいさんによると、フタは広川の吉常が、身は草場(水原)が産地だったそうです。大きさは尺三寸(2升5合用)、尺二寸(2升)、尺一寸(1升5合)、尺(1升)、九寸、八寸というようにいろいろあります。ちなみにこの写真のは「尺三寸バイ」と教えて頂きました。
他にもいろいろ話を聞きたかったのですが、こんなときに限って、普段は静かなうちの店に次々に来店のお客様が来られたので、お話はここまでです。