映画

八女には映画館がありません。
父が若い頃は福島のあちこちに映画館があったそうです。

そんな映画館の無い福島の街で、ゲリラ的に映画を上映し続けている団体(ほぼ個人に近い)があります。
コンノーシネマ団という刈取りの「こんのう」(どんな字を書くんでしょうね)と「来んのう」(「おいで」という意味)を引っ掛けた名前の団体です。一昨年頃から「幕末太陽伝」、「キューポラのある街」など邦画の名作を不定期で上映してきたこの団体のことは、恐らくご存じない方がほとんどでしょう。それぞれの上映会での入場者数も20人から40人位でしたので、無理せずぼちぼち続けているという具合だったのでしょう。

そのコンノーキネマ団の市町村会館での上映会に去る日曜日に行きました。
映画は当ブログでも紹介した「夕凪の街 桜の国」です。

広島の原爆がテーマでした。
映画の内容はいろんなところで紹介されていますので割愛しますが、実にいい映画でした。
単純な私はすっかり映画に飲み込まれてしまいました。

人はいろんな傷を負って生きているという当たり前のことを普段の暮らしの中では忘れてしまっているんですよね。どうかすると自分のことさえ忘れてしまい、想像力が無くなって、鈍感になって、人を傷つけてしまう。
映画のテーマとは全然関係ないけれど、そんなことも感じました。

まだご覧になってない方、必見です。
八女で映画を上映してくれるコンノーシネマ団の皆さん、ありがとうございました。

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