仕込み桶

仕込み桶

一昨日繁桝の蔵の前で撮った写真。

大きな仕込み桶が並んでいます。
昔はこの桶に直接仕込んでいたそうですが、今はタンクを使います。
ただし、大吟醸はこの桶の中に1トン仕込み用のタンクを入れて仕込みます。外気の温度変化を受けにくくするためだそうです。
今はジャケットという冷水を流すものをタンクの周りに巻いていますが、そんな器具が無い時代(といってもつい最近までは)桶とタンクの間に水を張り、気温が上がるたびに大量の氷を入れ、冷やしていたのを覚えています。

先日、我が家に居候している従弟のことを書きましたが、いよいよ29日からは本格的に泊り込みの酒造りが始まります。
そうなると来年の3月までは元旦以外は休み無く酒造りが続くのです。
気温や湿度、天候などに一喜一憂しながら、神経をすり減らし、厳しい吟醸仕込が始まると思うとこちらまで身が引き締まる思いがします。

さきほどの桶。
繁桝ではしていませんが、最近では桶仕込を復活させているところが全国に出てきています。有名な小布施の桝一さんが口火を切り、九州では佐賀の窓の梅さんなども桶仕込をされていると聞きます。
先日、東京で飲んだ秋鹿さんの酒には驚きました。
生�瞼造りの桶仕込。おまけに生で木桶貯蔵。
蔵元直々に燗をつけて下さったのですが、どんな酒だろうと口にするまで正直不安でした。しかし、その豊かな味わいにびっくり。
生ひね、強烈な木香、そんなふうに勝手にイメージしていましたが、心地よい木の香りと酒の持つボディが老ねたところを一切感じさせませんでした。
その他の生�瞼の酒も濃醇で複雑ですが、穏やかでとても好感のもてる味で、随分と丁寧に酒造りをされているのだろうと思いました。

秋鹿さんの酒は当然のことながら朝日屋にはありません。
筑後地区にも特約店はないとのことでしたが、もしどこかで出会われたら一度飲んで見られることをお奨めします。

機会があれば、訪問してみたいですね。

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