可也の新酒が入荷してもう3週間。
紹介していなかったのであらためて。
前原市の雷山の麓にある圃場で3軒の農家により契約栽培された雄町。
これを55%まで精米したのが可也純米酒(右)。
50%精米が可也純米吟醸(左)。
今年は特に純米吟醸の出来が良い。
香りは例年通りにすっと立っていて、雑味がなく、雄町としては比較的クリーンな味。そのためか、3月入荷分はあっというまに品切れで、4月分の入荷を指折り数え、待っている状態。
純米は雄町らしい味のしっかりした酒。
雄町ファンにはこちらのほうが良いのかも。
1,365円という価格を考えるとお買い得。
その可也の会が3月15日に繁桝で行われた。
その際、会場に山田錦と雄町の玄米が比較できるように置いてあったので写真をパチリ。
雄町
正直言って玄米ではその違いが良く判らないが、稲刈りする前は雄町の方が10cmほど長稈で、古い品種らしくヒゲ(というのか知らないが…)が付いている。
写真のように5種類の酒を二つのテーブルに違う順に並べ、どれが同じか当てるものだ。3年前に参加したときは全問正解でなかったので、今回は気合が入っていた。
並んでいたのは①手造りの地酒、②クラシック純米、③可也純米、④繁桝特別純米、⑤繁桝吟醸。
①、②、⑤はすぐにわかったが、③と④を2回通り確認。雄町らしい酸が効いていたのが③で、すっきりしていたのが④。ということで今回は汚名返上で正解することが出来た。
以外だったのが④の特別純米(山田錦55%)。
バランスの取れたきれいな酒で、恐らく燗にしても抜群に旨い筈だ。
そのうち機会があれば試してみたい。