試飲会

ガラス展開催中だがワインの試飲会のためバタバタと福岡へ。
いつもなら食事も取らず、さっと行って100種類程を次々に試飲し、そそくさと帰ってくるのだが、今回は料理人H氏と同行したので、久し振りに両国で蕎麦をすすり会場へ向かった。

会場には通常販売されている商品約80種と輸入前のサンプルを試飲し受注分だけが入荷するバイオーダー用の30種が用意されていた。
体力的にも時間的にも余裕が無かったので、通常品はほどほどにバイオーダーの30種を試飲。

今回は初めて飲む葡萄品種のものが多いのが特徴で、例えばゴデーリョ(スペイン)、グリッロ(イタリア)、メンシア(スペイン)、グロ・マンサン(フランス)など聞いたことも無いものもあった。
それらは全てが地の品種で地元消費用のワインに使われていたようだが、品種の個性を出しつつ、充実感があり満足出来る味わいに仕上げられているのが面白い。
最近の日本酒もその土地ならではの味わいを模索する動きが出て来ているのと同じように、ワインの世界でもカベルネ、メルロー、シャルドネ一辺倒からそういった土着品種を見直す動きが出ているのは興味深い。世界的な食の均一化への危機感なのか?
いい傾向だと思う。

バイオーダー以外にも普段飲むことの無いシャンパーニュ、コニャック(これは良かった!)、国産マールなど面白いものがいくつもあり、大変勉強になった試飲会だった。

試飲したワインは結構良いものもあり、その中で価格とのバランスを考えてお勧めしやすい物を何点か仕入れようと思う。
9月中には入荷するとのこと。
どうぞお楽しみに。

ちなみに、同行したH氏はなんと注がれたワインを全部飲み干していた(凄い!)。
行きも帰りも楽しい話で盛り上がり、ワインと料理の相性など考えながらの愉快な試飲会だった。ありがとう、Hさん。

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