仏壇の職人さん

先日、白壁ギャラリーの件で伝統工芸館に行ったときのこと。

仏壇の宮殿(くうでん)造りの職人さんとしばらく話をした。
この道45年の大ベテランの大坪さん。
宮殿職人001
中学卒業と同時に父親の下で働き始められた。
写真のようにとても細かい仕事。
仏壇は分業制でいくつかの工程に分けられる。
宮殿づくりでは仏壇の屋根部分などを作る。
宮殿職人003
話しながらも手先はさっさと動き、細かいパーツが積上げられていく。本当に気の遠くなるような作業。

宮殿職人004
鉋。父親の代から使っているそうだ。よく見ると刃がすっかり磨り減っているのが判る。
職人さんの仕事している時の姿もだが、持っている道具の持つ雰囲気もまた犯しがたいものがある。これって日本人ならではの感覚なのだろうか?

伝統工芸館では、他にもいくつかの実演が常時行われている。
私自身見慣れた光景だが、これって結構凄い事では…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA