今日の繁桝

今朝は朝6時半からお客様をご案内して繁桝の蔵見学へ。

今日は倉子さんたちにとって大変な日だったはず。
大吟醸の麹と酒母仕込み、純米大吟醸のしずく搾りなど、神経をすり減らすような仕事が目白押しだったのだ。
特に今年は昨年と比べ、生産量が大幅に増え(昨年が少なかった為)、仕事の密度も濃くに違いない。

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甑。向こう側では洗米が行われている。

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洗米の様子。3人で手洗い。洗っては水を切り、すすぎ、水に浸し、という作業を繰り返す。
ストップウォッチで時間を計りながら、予定した水分含有量を目指す。
山田錦や雄町だけでなく、夢一献55%なども全て手洗い。
今日は朝6時に洗い始め、8時過ぎてもまだ終わっていなかった。
それでもそんなに多いほうではなかったらしい。
この冬一番多かったのは1,800kgの米を手洗いした時で、その日はさすがに昼頃までひたすら洗ったそうだ。
単純な作業だが、ここで失敗すると蒸米が上手く出来ず、酒の出来を左右するので非常に気を使う場面。
ちなみに右側は一緒に行ったお客様。
いい写真をビシバシ撮ってあった。うらやましい。

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大吟醸の麹用蒸米を冷やしているところ。吟醸の麹米は放冷機を使わず、手の感覚と温度計を見ながら麹室に運び込むタイミングを見ている。

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山田錦40%の蒸米。
今朝は気温が10度以上。湿気も多い。
蒸米を外気の寒さを利用してすばやく冷やす為に夜明け前のこの時間に仕込むわけだが、こう温かくては仕事がやり辛い。

明日へ続く。

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