塗師 中野知昭の仕事 展

福井県鯖江市の塗師、中野知昭さんの漆の仕事をご覧頂く催事を11月2日(土)から16日(土)まで開催中。

もっと早く紹介するつもりだったのが、1日にあまねや工藝店の川口さんに展示をして頂いてから、毎晩のように懇親会(酒飲み)で、4日目の今日、ようやくこのブログに辿り着いた。

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わが家では、店で食事をする際、汁物用に使っているのが中野さんの日愉椀。それが使い心地がとても良く、見た目にもしっくりくる。
漆というととても手が掛かる印象で、しかも比較的価格も高めということもあり、敬遠する方、欲しいと思っても二の足を踏まれる方が多いのでは。正直なところ、以前は僕自身そう思っていた。でも、実際使ってみると、使った後はさっと洗って水気を拭き取るだけで、水屋の中では普通に重ねて収納。これは他の器と全く同じ。使う毎に布巾で拭くので、磨かれて少しずつ風合いが良くなっているのが感じ取れて嬉しくなってくる。よくよく見るとほんの小さなへこみなどの傷がないこともないが、それさえも景色のひとつになっている。
そんな喜びをお届けしたい、と書くとオーバーだけども、そんな思いもあって春先に今回の催事を相談したのだった。

いろんな器が100点以上届いています。
是非ご覧下さい。

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これは応量器。