倉敷と焼杉

先日、八女の町並みデザイン研究会という伝統家屋の修理を行う技術者のNPOが焼き杉板の研修を行ったとの記事を町家ねっとのブログで読んだ。
焼き杉板といってもピンとこない方も多いかも知れないが、古い家の腰板とか塀などに使われていて、思っている以上に身の回りにある。このブログの記事を読むと板壁の見方がぐっと変わる(かもしれない)ので、興味がある方にはお勧めしたい。ちなみに「柿渋」の頁もおすすめなので是非どうぞ。

ちょうど見方がぐっと変わったその直後、仕事と研修と家族旅行を兼ね倉敷へ行く機会があり、ああこれかと思って撮った写真がこれである。
DSCN5351
焼き杉板の壁に挟まれた路地。

DSCN5355
焼き杉板の建具。建具に見えないが、よく見ると小さな蝶番が付いている。
左右に見えるなまこ壁と合わせて大壁造りの立派な家が特徴的な倉敷の町並みのようで、それが連続してあるのに驚いた。