2月22日の蔵の様子。
午前6時20分頃。
ご覧のとおりの真っ暗闇。
写真が白っぽいのは米を蒸している甑から大量の湯気が蔵から流れて出てきているのです。初めて見る人は火事と勘違いされる方もいらっしゃいます。
半切りの中、氷付けにされている酒袋。
酒を搾る袋は、洗った後匂いが付かない様にこうして氷につけています。
匂いが付くとそのまま酒に匂いが移るのです。
珍しく出麹の作業を見ることができました。麹室から出来た麹を運び出します。吟醸などの高級酒は第1麹室で、それ以外はこの第2麹室で製麹します。
麹。先日紹介した町の麹屋さんの麹と違い、比較的さらさらした状態です。
昔から使われている麹を置いておく棚に一日置いておきます。これを枯らしといいます。
仕込み蔵の様子。山科君がタンク内の醪(もろみ)の状態を説明してくれました。
今回の試飲。
どれも良い出来です。
特に大吟醸春季限定生々という山田錦40%精米大吟醸のせめは価格を考えたら本当にお買い得です。(たしか、先日も紹介しましたね。)
社長が“ミニ燗すけ君”で雄町純米生を燗にしてくれました。錫製のチロリをお湯の中につけるだけですぐに燗が付くという優れもの。私も近々購入しようと思っています。
新酒の生を燗にすることなんて普段無いので、見学者の皆さん興味津々。意外な美味しさに驚かれていました。糸島雄町のポテンシャルは高いです。
気がつけば、気持ちの良い青空。皆ほろ酔いで歩いて帰りました。
明日はその後の黒木編へ。