船小屋鉱泉の水はなぜまずい?

一昨日紹介した勉強会「船小屋鉱泉はなぜまずい?」には残念ながら参加できなかったが、その反省会に部外者ながら混ぜてもらった。
新聞各紙で取上げられて遠方からの来場も多かったそうで、およそ60人の方が参加されたとのこと。

反省会の最中にもかかわらず、長田と船小屋のそれぞれの鉱泉を飲ませて頂いた。
長田のは無色無臭で、ほどよい炭酸があり、するりと飲みやすい。
それに比べて船小屋のものは独特の硫黄臭のような風味(所謂温泉のような匂い)があり、色もほんのり黄色がかっている。味は比較的しっかりしているが炭酸があるためか渋みや苦味などはなく後口はすっきり。

最大の違いは、長田の水は軟水で、船小屋は硬水。
つまり、船小屋の水はマグネシウムなどのミネラルが豊富なのだ。
特に鉄分の含有量は日本一とのこと。水に色がついているのはこの為で、一週間ほど置いておくと鉄分が沈殿し、上澄みは澄んだ水になるらしい。
また、その独特の香りは地中に埋蔵しているメタンガスからのものだそうだ。
実際、船小屋の鉱泉場に行くと、独特の匂いが辺りに立ちこめ、水の流れるところには茶色に沈殿した物質がなんとなく異様な感じがする。足湯もあるが、どうも入ろうと思えない。
だが、これらの成分が身体に良いらしいのだ。

勉強会には参加できなかったが、いろんな興味深い話を聞かせていただいた。
6月6日(土)には長田で勉強会が行われ、今後も続けていくらしいので、興味のある方は是非聞いてみて欲しい。

鉱泉保存会の皆様に感謝。

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