久し振りに酒蔵の話題。
盆過ぎると酒蔵では秋洗いが始まる。
酒造りに向けて道具の手入れをするのだ。
木製の道具や柱、梁などには柿渋を塗る。
毎年そうやって柿渋を塗り重ねられたものは、何とも言えず美しい風合いだ。
ただし、匂いだけは別。
柿渋の独特の匂いが辺りに充満しているのは、これもまた何とも言えない。
写真は蔵人U君。私と同い年。
ひょうきんな彼は繁桝のムードメーカーである。
酒造りの無い時期などはデパートの試飲会場にも立つ。
いくつかのデパートからはU君を指定してお願いがあるほどの人気だ。
この冬は麹を担当している彼の仕事振りも紹介したい。